院内勉強会

ウィルスによる感染症

2014年10月25日

1.手足口病 (Hand, Foot and Mouth Disease)
原因ウイルスは、コクサッキーA16, エンテロウイルス71であることが多い。春から夏にかけて流行し、飛沫感染が主である。潜伏期間は3~7日である。一般に数日の経過で治癒する予後の良好な疾患である。

[症状]

1~2歳の乳幼児期に最も多くみられる。本症の特徴は、発熱と、口内、手、足に出現する水疱性発疹である。口内疹は、2~3mmの水疱とその潰瘍形成であり、主として頬粘膜、舌の先端部にみられることが多い。痛みを伴いこれで発症に気づくこともある。

2.ヘルプアンギーナ (Herpangina)
コクサッキーウイルス族の感染症で、口狭部に多発するアフタを主症状とする。小児や若年者に多く、夏期に流行をみる。

[症状]

4~5日の潜伏期間の後、発熱、咽頭痛で発症する。口腔粘膜の変化は、軟口蓋ことに口蓋弓、扁桃にアフタが現れ、口狭部の粘膜の発赤、紅潮をみる。通常発熱は2~3日で平熱に帰し、粘膜症状も7日以内に治癒する。

3.麻疹 (Measles)

麻疹ウイルスによる全身感染症である。小児が罹患する。罹患後は終生免疫を獲得する。
[症状]

8~14日の潜伏期間ののち、反復する悪寒で始まる。39~40度の高熱を発し、眼瞼粘膜、鼻、上気道および口蓋から咽頭にかけてカタル性炎を呈する。臼歯部に対向する粘膜に粟粒大の白斑が数個から数十個現れる。これうコプリック班(Koplik spot)という。

北山歯科クリニック   院長 北山高之

Clinic InfomationClinic Infomation

所在地

〒583-0872
大阪府羽曳野市はびきの2-7-36

Tel.072-950-2700

※駐車場有り

詳しくはこちら

診療科目

一般歯科・小児歯科・口腔外科
(レーザー・歯周インプラントセンター併設)

詳しくはこちら

平日
  • AM 09:00~12:30
  • PM 03:00~07:30
土曜日
  • AM 09:00~12:30
  • PM 01:30~03:30

※休診日は木・日・祝日となります。

詳しくはこちら

スタッフ募集
ページトップ
ページトップ